先の見えない春休みの過ごしかた|はらいそ通信

新型コロナウイルスで一斉休校からの春休み

値段つけを手伝う末娘

新型コロナウイルスの影響で、3月2日からスタートした一斉休校。

我が子たちが通う学校はそのまま春休みへと突入した。

当時小学校6年生だった息子は突然のことで涙を流しながら卒業式まで会えない友達との辛さを訴えていたのも記憶に新しい。

我が家は共働きではあるものの、自営業ということもあり、ある程度自由度が高い。

春休みに入る前までは、溜まっていた商品の値段つけや荷ほどきなどの仕事を手伝わせたり、別々の中学へ進む友達とやんばるへハイキングに出かけたり、新型コロナウイルスの感染を予防しながらなんとか危機的状況をやり過ごした。

学校からは、毎日メールやオンラインで指示が出され、時折Zoomというアプリで先生や生徒たちと顔合わせをしてコミュニケーションが図れるだけでも、非常事態の不安をかなり軽減できたと思う。

そして、先週、無事卒業式を終えられてホッとしている。

冷たい川の水の中をぐんぐん進んでたどり着いた比地大滝

先の見えない春休みのはじまり



見えない新型コロナウイルスが世界規模のパンデミックという、今まで経験したことのない状況下で春休みが始まった。共働きの我が家としては、子供達に学童へ行ってもらったほうが安心するのだが、小学5年、中学1年を目前にした二人の希望により学童ではなく自宅で過ごすことに。ここで立ち上がってくるのが、親のいない日中に子供達がどのように過ごすのかという課題。

やることリストの作成

  • 一文につき1つのやることを書き出す

  • 「きちんと」「ちゃんと」はNG

  • 具体的な指示を書く

  • 自由時間を設ける

  • 勉強、片付け、遊びをバランスよく取り入れる


その課題を解決するために、毎朝、アナログだけど、プリントの裏紙を使ってやることリスト作成してみることに。子供達が起きてくる前にある程度リストを書き出しておく。

朝起きてきた子供達が確認し、

「これはもうやってるから、違うのがいい」

というリクエストを元に内容を修正。

今朝は、リストに書き出したサマリー(読書概要文)は終わってるから読書にするという娘。

その意見を尊重して読む本を何にするか尋ねると、私が以前台湾で買ってきたHamletを読むという。

「OK!ではそれで」

といった感じで、お昼ご飯もサラダを作ってみようと書いておけば、子供達にとってはハードルが低いクッキングだし、気分転換にもなる。

唯一頭を悩ませるフィジカル面のサポート

勉強面や生活面は、色々サポートの仕方があるが、学校が長期休校になる事で頭を悩ませるのが、元気いっぱいの子供たちのエネルギーの発散の仕方。

残念ながらインドア派の私たち夫婦にできることは限られている。

だから、休校の知らせが来たと同時に助けを依頼したのがバスケのコーチ。

息子のバスケの顧問に、体が動かせないと息子のメンタルが心配なので毎日の課題を頼む。毎週YouTubeで週替わりトレーニングとプランクの宿題が出されることに。日常的なエネルギー消費には至らないが、体づくりも少しはできている。

娘もバレエ教室は閉鎖されていないので、週4回は体を動かせる環境にあるのでこれもクリア。

バスケコーチから送られてくる週替わりトレーニング

中学へ進学する息子へは、「いま世界的に歴史に刻まれる瞬間を生きている」ことを肌で感じていると思うので、こういう時期に新聞を読むのはいい機会かもしれないと、ジュンク堂でJapanTimesとNYTimesを買って1日一つのコラムを読むように課題も出しておく。

1日目を終えてみて

1日目はリスト化したところは全部チェックされていて、実際帰宅した時は、割と綺麗な部屋だった。

気をつけたことは、ただ「部屋を片付けること」と書くのではなく

窓や床にある洋服はタンスやハンガーにかけてしまう。

文房具は白いカゴにしまう。

など具体的な指示にしたこと。


そうすることで、子供達がやる気を失せずに一つ一つをこなすことができる。

2日目の今朝も、起きてくると何が書かれているか確認する子供たちの姿に、なんとかこれでいけそうかなと期待。

今回のリスト作成を作るきっかけとなった一冊。

我が子たちは、部屋の片付けが苦手で、勉強も得意ではない。でも「やりたい」という気持ちは持ち合わせてるので、そこをどう上手く伝えるかを考えていたところに出会えた一冊。一度にたくさんのことを伝えたり、「きちんと」「ちゃんと」という「言う側と言われる側の答え合わせ」ができない表現を避けて具体的に一つずつの指示を出すことで、一つずつ「出来た」を増やすことがポイントとなっている。

これが子育てに必要なプロセスなんだなと最近強く感じるようになってきた。

3人の育児18年目にして初めて育児書を買うという(笑)

こんな時こそ家族団欒!

家族みんなで楽しむラミーキューブ

そして夜はみんなでラミーキューブという数字を使ったゲームで団欒。昨夜は6ゲーム立て続けにやらされて、脳がヘロヘロになって就寝。子供達は逆に脳が活性化されてしまい夜遅くまで覚醒してしまうというオチではあったが・・・

スマホやテレビから流れてくる不安な情報ばかりを追いがちな毎日。こんな時こそ、家族が自宅で一緒に楽しむことが必要。

子供は敏感なので、親が頭を使って、子供のやることを考えてリスト化するとそれに応えようという姿勢で向き合ってくれる。

出来たことを子供と一緒に確認して、出来なかったことに対しては咎めずに自分がいる前で一緒にやろうと促す。

今までは捨て鉢に「部屋を片付けなさい」と伝えていたけれど、一つずつクリアできるように促すと、癇癪もちの末娘もこなせる事を発見した「やることリスト」。

夫からよくハードルを上げすぎと言われるので、このやり方でしばらくやってみようと思う。

離れた場所で暮らす長女には

遠く離れた場所で暮らす長女は、日本よりも早くにロックダウン。国内移動もままならない状況で不安な日々を過ごしているに違いない。

幸い、今はどこにいようとアプリで頻繁にオンラインで顔を見ながら通話ができる。しかも無料で。

状況を共有しながら、不安に飲まれずに、目の前のやるべきこと、何かができない時だからできることに目を向けて様子を見ていこうと話し合っている。

音楽をこよなく愛する娘は、フリーハンドではあるものの、ギターを演奏し、トロンボーンを演奏し、自分で歌を歌い、フリーアプリを使って編集する技術をいつの間にか身につけていた。

私たちは、今を生きている。それがどんな状況でも進んでいくしかない。1日の中に小さな「できたこと」「楽しいこと」を発見する努力はこれから必要となっていくスキルかもしれない。

そんな中で、疲れた自分を癒すアイテムを見つけるのも必要だ。

外出がままならない状況では、瞑想、ヨガ、入浴、運動、映画鑑賞、アロマ、ヒーリングなど、自分にあった癒しアイテムを探す内なる旅に出るにはもってこい。

今日を作るのは、メディアでもなければ政府でもない。自分自身という事を忘れずにいたい。

友人UAから”エンジェルボイス”のお墨付きをいただいた娘の歌声をどうぞ。

Galleryはらいそは通常営業

新型コロナウイルスの状況を見守りながら、Galleryはらいそは通常通り営業しております。スタッフは全員小学生から中学生までの子供がおります。お互い協力しながら、子連れ出勤など臨機応変に対応してるので、小さな子供がいて、お手伝いをしている姿を見かけたら一声いただけると場が和みます。

またGalleryはらいそは、沖縄の郊外にあるため、プライベートな空間でゆったりと落ち着いてお買い物ができます。

世界中が緊迫している状況ではありますが、束の間の気分転換にぜひ足をお運びください。

予告・Galleryはらいそのオンラインストアの拡充目指します

新型コロナウイルスの影響で沖縄旅行を断念された方に少しでも沖縄を味わっていただくために、現在オンラインストアの拡充の準備を進めています。

乞うご期待!

オンラインストアに掲載されていない商品もたくさんございますので、お問い合わせもお気軽にご連絡ください。

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