はじめまして、河野です。
ひょっとしたら、このブログを読んでくださっている方の中で、すでにお会いしている方もいらっしゃるかもしれませんし、初めましての方もいるかもしれません。どんな方の目に触れるのか、ちょっぴりドキドキしながら筆をとっています。(実際にはキーボードを叩いているわけだけれど)
では、いきます。
「初めまして、はらいその河野です。」
2014年10月から、だいたい初めての人にはこのような挨拶をしているのですが、馴染むまでにはいくぶん時間がかかるもので、去年あたりからようやく「はらいその河野です」というフレーズがしっくりくるようになったと感じている今日この頃。
まぁ、はらいそ の河野という情報は、訪れるみなさまにとってさほど重要な要素ではないので、はらいそ というお店は「河野さん」という人がやっているんだという程度に記憶していただいてもいいですし、スルーしていただいても構いません。
テキストを公開するにあたり、誰が書いているのかという部分は初めてにお伝えしておく必要があるので、ひとまず「名乗る」行為をさせていただきました。
Galleryはらいそとは
オフィシャルページのaboutにて、ご紹介してはいますが、こちらでも簡単に説明すると
- monobox株式会社というデザインオフィスが運営している沖縄の工芸品を展示販売するギャラリー
- monobox株式会社のある「うるま市」というエリアで作られている「やちむん」「琉球ガラス」「紅型」「琉球藍織物」「トンボ玉アクセサリー」などの沖縄の工芸品を展示販売している。
Galleryはらいそで重要な要素となっているのは、あくまで手仕事を日々続けてくださる作家のみなさまであったり、生み出される作品たちです。
主役はGalleryはらいその主役は作り手の皆さんと日々生み出される作品たち。
どんな作品があるの?
はらいそで扱っている沖縄の工芸品は、「やちむん」と呼ばれるいわゆる焼き物のこと。陶器製のカップやお茶碗、そば猪口、お皿などがあります。
沖縄の伝統工芸として知られる「紅型(びんがた)」の作品も扱っています。こちらはプリントではなく、一つひとつ丁寧に型染めされた作品たちが並びます。
沖縄で作られる吹きガラスを中心とした技法の「琉球ガラス」。コーラや泡盛の瓶などを再生利用して作られる素朴な風合いのものから、色鮮やかな琉球ガラスまで豊富なラインナップです。
はらいその名前の由来
Galleryはらいそに訪れる方や、催事でお会いする方たちによく質問されることがあります。
それは
「はらいそ」ってどういう意味なんですか?
- はらいそはミュージシャン細野晴臣さんの曲のタイトルです。
- はらいその意味は「PARAISO(パライソ):つまりパラダイス(天国)」
- 「波羅葦僧(はらいそ)」と書くそう
音楽としてのはらいそ
天国という意味の「はらいそ」
はらいそは、ポルトガル語の「PARAISO」。英語では「PARADISE」という言葉を指すので「天国」という概念でキリスト教徒の中で使われていたとされています。
宗教的な意味合いは少し置いておいて、細野さんの奏でる「はらいそ」の心地よい異国情緒なメロディーのように、人々がここに訪れる事で、少し日常から離れて、ちょっと素敵な気分になって帰れるようなそんな空間にしたいという思いからこの言葉をお店の名前にしました。
最後に
今日(2019年10月10日)、Galleryはらいそは5周年を迎えることになりました。この5年間、日々地域でモノづくりに真摯に向き合っている作家の皆様と、陰ながら私たちを見守ってくださる方々、ここに訪れてくださる皆様のおかげです。そんな記念すべき日に、ようやくはらいそからお便りを少しずつ皆様に発信していけたらという思いで今日の自己紹介を終えたいと思います。
そんな記念日の今日から始まったGalleryはらいその企画展「新涼にたたずむ沖縄の美」。よかったらぜひ足をお運びくださいませ。
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