【三越日本橋本店】盛夏の沖縄風情

沖縄現代工藝展3

三越日本橋本店本館スペース#5にて3回目となります沖縄現代工藝展が七夕よりスタート!!

盛夏の沖縄風情

【会期】 2021年7月7日〜7月20日
【会場】 三越日本橋本店本館5階 スペース#5
【時間】 午前10時〜午後7時

今年は、琉球藍織物「花藍舎」から、新作タペストリーやワンピピース、かりゆしウェアなど、紅型工房べにきちからは、待望の新作「琉球の鳥」原画&ポスター、新作タペストリーや新作の帯など、いつものラインナップに新鋭陶芸家・金城宙矛氏、芭蕉布工房うるく、工房風苧、種水土花など装いも新たに沖縄の風をお届けします。

2週間の会期なので、期間中みなさまのお越しを楽しみにしております!

参加工房

金城 宙矛
1989年   沖縄県生まれ
2012年   沖縄県立芸術大学 卒業
2012年   「泥土会展」(デパートリウボウ) 
2012年 沖縄そば碗グランプリ 沖縄県工業技術センター賞         
2013年   「泥土会展」(デパートリウボウ)   
2014年   「沖縄学生美術展」(沖縄県立博物館・美術館) 
2014年   沖縄県立芸術大学 大学院 修了
2014年   読谷村窯元にて勤務(〜2017年)
2018年   沖縄県立芸術大学 教育補助専門員(〜2021)
2018年   「台湾・沖縄芸術大学交流展」(国立台湾芸術大学)                   
2019年   「沖縄の工芸―人間国宝と現代作家たち−」 (石川県輪島漆芸美術館)
2020年   「沖縄陶5人展−葉月の便り−」(柿傳ギャラリー)
2021年   沖縄県立芸術大学 助手(現在)
2021年   「金城宙矛 陶展 − 土に聞く。−」(デパートリウボウ)

大阪文化服装学院を卒業後、大阪と東京のアパレル会社に勤務。
2013年から義母の元で本格的に織りを始める。
琉球絣組合で3年間の修行を経て、琉球絣と南風原花織の帯、着尺の製作を行う。
2019年銀座で初の個展を開催。

2018年、手織の洋服ブランドMARIKASIを立ち上げる。

2020年独立しTEORI WORKS OKINAWAを立ち上げる。

東京生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科グラフィック卒業。三越デザイン開発部にてパッケージデザインを担当。仕事の傍ら、工芸、染織に興味を持つ。特に日本民藝館で見た芭蕉布に魅せられ、1993年芭蕉布後継者育成事業伝承性となる。人間国宝平良敏子氏に師事。2004年独立。現在、工房風苧主宰。

2001年 沖縄県立芸術大学美術工芸部デザイン工芸学科工芸専攻 卒業
2001年~2004年 喜如嘉芭蕉布工房
2004年~2016年 沖縄県立芸術大学(嘱託助手、非常勤講師)
2010年 芭蕉布工房うるく 開設

2013年 日本民藝館展 奨励賞

東京で服飾デザイン、スタイリストを経て沖縄へ移住し、木工と照明雑貨の店を10年営む。
現在、アクセサリー・小物制作販売comonecho*(コモノエコー)として活動。

今回出店の”kakera”シリーズは、芭蕉布作家の平山ふさえさんの小物を製作中、丹精込めて産み出された布の小さな糸端も無駄にしたくないという思いから制作しました。太陽のように輝く芭蕉の繊維を詰め込んだアクセサリーが、沖縄の風土や伝統を知る小さなきっかけになれたらと思っています。

沖縄で16代続く老舗びんがた工房。15代城間栄順は旭日双光章叙勲者。現当主の16代城間栄市も日本工芸会正会員。
日本橋三越にも出品できることになりました!

吉田誠子(よしだのぶこ)
兵庫県出身。1997年沖縄に移住。2002年沖縄県立芸術大学デザイン工芸科染色コース卒業。趣味は素潜り漁とピアノ。

2010年「紅型工房べにきち」を構え独立。

2010年 沖展初出品 浦添市長賞受賞

2012年 第6回太平洋島サミットにて各国代表寄贈用作品制作

2013年 初個展(青砂工芸館)

2013年 ディノス「DAMA CASA」に作品起用

2014年 ぬぬぬパナパナ東京展・大阪展参加(以降2018年まで毎年参加)

2014年 ホテルオリオンモトブリゾート&スパの内装用作品制作

2018年 日本民芸館展初出品 入選

2018年 ホテルスマートコンド泊 内装用作品制作

2019年 日本橋三越本店 沖縄工芸展参加(以降毎年参加)

2021年 株式会社ビームスのレーベル「fennica」とコラボ

藍染織物・花藍舎を営む機織り作家の宮良千加(みやらちか)。子供の頃から布に囲まれ、高校の時にインドネシアの手織り絣(かすり)の虜となり、織りの世界を目指すことに。八重山の小浜島(こはまじま)を訪れ、自分の目指す機織りの師に出会い、そこへ移り住み、宮良さんの機織りの世界が始まった。 花藍舎では手織りならではの技、風合いを大切に、沖縄の伝統文化、海、空、風などの原風景をテーマに布を織っています。木灰による藍建ては化学薬品を使わない、昔ながらの技法。人が見て触れて使って、嬉しくなるような布を求め日々製作に励んでいる。

琉球王国時代の金工品復元製作のほか、新しい琉球錫器も提案しています。
琉球錫器とは、300年以上も続いていた沖縄の伝統工芸で、祭祀道具や酒器などがつくられていました。それらは美しい光沢の工芸品としてだけではなく、島の人々の祈りも込められたものでした。近年研究が始まったばかりの分野のため知名度は低いのですが、脈々と受け継がれた文化が確かにあったのです。およそ100年ぶりに製作が再開した琉球錫器は、泡盛の味を引き立てる特長など再注目されている正に温故知新の工芸です。


1972年沖縄県那覇市生まれ
2012年沖縄県商工労働部商工振興課工芸技術支援センター漆工科終了
2013年首里城奉神門漆塗り直しに従事
2014年あさと木漆工房設立

イタジイ・クスノキなど県産木を削り、拭き漆という技法で作る器たち。漆を塗って拭き取り乾燥させるという作業を複数回繰り返すことで、生き生きと語りかけてくるような杢目に。見て触れて、使ってみてほっと笑顔になる作品。


沖縄県八重瀬町で県産の木を使って木漆工をおこなう夫婦ユニット。漆を「ぬり」、木を「トントン」と削っていく工程が工房名に。

森田 哲也(漆芸家)

滋賀県生まれ
2000年 滋賀でサラリーマンをしながら、漆芸家・坂根龍我氏の指導を受ける
2002年 漆塗りアクセサリーの製作を開始
2004年 沖縄県に移住
2006年 沖縄県工芸指導所(現:沖縄県工芸振興センター)漆工課修了
工房ぬりトン活動開始
首里城正殿漆等塗装修復業務に従事(現在も従事中)
2016~2020年 沖縄県工芸振興センター漆芸課講師を務める
2020年 沖縄県伝統工芸士 髹漆(きゅうしつ)部門の認定を受ける

森田 敦子(木工家)

静岡県生まれ
1997年 武蔵野美術大学短期大学部専攻科工芸デザイン専攻木工コース卒業
1997年 神奈川県小田原市の木工玩具制作会社に勤務、企画デザインを担当
1999年 愛知県にて工房塩津村・井崎正治氏に師事 
2005年 沖縄県に移住
2006年 沖縄県工芸指導所(現:沖縄県工芸振興センター)漆工課修了
     工房ぬりトンの活動開始
     首里城正殿漆等塗装業務に従事(~2010)

沖縄の離島 伊平屋島で植物を編んで日々の道具を製作。
昔からある民具を現在の生活スタイルに取り入れやすくReデザインしています。

沖縄の強い太陽の光を浴びた生命力あふれる植物たち
おしてはかえす波に磨かれた貝
自然が作った造形美をつかい
やがてまた自然に還ることのできる日常用具がコンセプト

限定品 戯れシーサー

東京都出身。壷屋焼窯元・島袋常栄に師事したのち、1993年に独立。
2003年からは拠点を大宜味村に移し、2015年に共同登り窯「大宜味窯」を築窯。以来、手びねりによるシーサーを中心に陶芸活動に励んでいる。

沖縄県うるま市で制作する再生ガラス工房てとてと。透明感のあるガラスの中に気泡や色あいがあり、透けた先に見える風景が何とも涼しげ。飲み口や台座にちょっとしたデザインがある。手にとってグラスのカーブや重さ口当たりを確かめてみると、ひんやりとした肌触りが心地良い。

空き瓶を再利用する「再生ガラス」にこだわり続けるてとてとのガラス作り。工程で出たガラスのクズは、道路の舗装材として再利用している。循環型社会に向けて真摯に向き合う姿が、語らない作品を通じて伝わる気がしている。

1974年 沖縄県具志川市(現うるま市)田場にて生まれ

1996年 沖縄国際大学文学科卒業、共栄ガラス工房入社

1999年 ガラス工房清天入社。入社して数年後工場長となり十一年半在籍。

2011年 うるま市の実家にて「ガラス工房てとてと」設立
2020年 工房名を「再生ガラス工房てとてと」へ変更

画像準備中

再生ガラスにこだわり、廃瓶を使ってガラスを作り続ける白鴉再生硝子器製作所の器は、シンプルな佇まいの中に凛とした存在感のある器ばかり。仕上がりの精度もひとつひとつ吹きガラスにも関わらず形に安定感があります。

窓ガラスを使ったライトブルーの器も再生硝子ならではの質感が楽しめます。

一輪挿しや小皿、デザートカップ、グラスなど。