YAF CRAFT MARKET|はらいそ通信

YAFCRAFTMARKET内観

やんばるアートフェスティバル2019-2020

YAFメインビジュアル
Art Director Mitsuo Shindo,Model Nijiro Murakami

今年で3回目を迎えるやんばるアートフェスティバル。Exhibition部門とCraft部門があり、Exhibition部門は、オランダや台湾など国内外からアーティストが参加し、Craft部門では、会場となる大宜味村をはじめ、沖縄県内で作られている工芸品を展示販売しています。毎年、総合ディレクターである仲程長治さんによってテーマが決められ、今年のテーマは「山原黄金之杜(やんばるくがにぬむい)」。テーマに合わせて、現代アーティストたちがやんばるにアートの花を咲かせます。

YAF2019-2020
山原黄金之杜
やんばるくがにぬむい
琉球最古の歌謡集「おもろさうし」にもうたわれた開びゃく神話の聖地、
黄金杜(別名:アスムイ)をテーマとし天地創造の5元素、
火・水・木・金・土から生まれる地域の芸術文化とやんばるに集う
アーティストの多種多様な作品群を融合。
世界自然遺産の候補地でもある「やんばる」の聖なるエネルギーを護り、
人と自然の共生と持続可能性を未来に希求していく
アートによる「鎮守の杜」をつくります。

やんばるアートフェスティバルオフィシャルサイト

KIJOKA BASHOFU by Meisa Fujishiro|YAF2017-2018

Instagram by Meisa Fujishiro

毎年、国立公園に指定されたやんばるの森を舞台に産み出されるアートの世界を堪能できる魅力的なアートフェスティバル。初年度では、Exhibition部門に参加されていた写真家・藤代冥砂さんのお誘いのもと、やんばるアートフェスティバルにて販売する藤代冥砂さんが撮り下ろした「KIJOKA BASHOFU」(芭蕉布の着物を着たモデルを撮影した写真集)の制作をアートディレクターの夫である河野と一緒に担当させていただきました。

Craft Concierge|YAF2018-2019

次年度は、クラフト部門の販売ディレクションを担当。クラフト部門のディレクター・熊谷隆志さんが県内を巡って選んだクラフトを期間中、売り場に立って販売させていただきました。そのおかげで、たくさんの工芸作家の皆様と繋がることができて貴重な体験となりました。また訪れたたくさんの皆様に沖縄の工芸について説明したり、情報をいただいたり、素敵なコミュニケーションの場作りができました。

YAF CRAFT MARKET|YAF2-19-2020

そして現在開催中の「やんばるアートフェスティバル2019-2020」では、浦添市にある沖縄からライフスタイルを提案する人気セレクトショップ「PORTRIVER MARKET」の麦島さんと一緒にGalleryはらいその河野がCraft部門のキュレーションを担当しています。沖縄の魅力が伝わる現代工芸を発信できる場として25組の工房にお声かけいたしました。

キュレーションとは別に、販売エリアの什器、装飾のディレクションも担当しました。1回目、2回目を経て、さらに来場されるお客様に優しい空間になるよう、手に取るときの高さ、商品のみやすさを考えたディスプレイの高さ、動線などを考え、出展作家であるJungle Studioの相羽さんと、種水土花の是枝さんの甚大なるご協力を得ながら今までにない素敵な空間を作ることができました。

出展工房一覧はコチラから

そして、その空間ができた頃、ちょうど、運営本部から名前をつけましょうとのお話になり「YAF CRAFT MARKET」として初日を迎えることに。

おかげさまで、連日たくさんの人が訪れ、新しい工芸品に出会い、連れていってくださるシーンを目の当たりにして、この仕事に参加できてよかったと実感しています。

YAF CRAFT MARKETのみどころ

陶factory509のモノクロ皿

やんばるアートフェスティバル「YAF CRAFT MARKET」のみどころは、県内で制作される総勢25工房の作品が一堂に会していること。出展作家による空間美術。やちむん、琉球ガラス、紅型、機織物、金細工、木漆工、編み細工など本当にバラエティに富んだ手仕事が並んでいます。Galleryはらいそからは、花藍舎ガラス工房てとてと陶factory509が参加しています。

ガラス工房てとてと

また、ディスプレイ什器や装飾の一部は販売もしており、琉球松の一枚板を使って、脚にはNo Name Iron Worksの力作、鉄製花ブロックを施したダイニングテーブルなど、なかなか他では見られない逸品をお求めできるチャンスです!

琉球和紙を使ったハロイナオリジナルアクセサリー

また、一緒にキュレーターを務める麦島さんが運営するPORTRIVER MARKETのオリジナルブランドの「ハロイナ」のピアス&イヤリング。去年は大宜味村喜如嘉の芭蕉布を使ったアクセサリーでしたが、今年は加えて、琉球和紙を作っている作家・坂奈津子さんとのコラボレーションで生まれたやんばるアートフェスティバルオリジナルアクセサリーが大人気!自分も初日に1つGET。最後の三連休がラストチャンス!

気になる方は大宜味村の塩屋小学校へレッツゴー!

YANBARU HOSTELも忘れずに

いよいよ今度の3連休で幕を閉じる「やんばるアートフェスティバル」ですが、後半も魅力的なイベントばかり。

Exhibition部門に参加しているYuko Moriiさんの作品「Love Sanctuary」が、2020年1月11日〜13日の3日間限定で、作品の一部を作家による手渡しで販売が決定!

特別企画

Yuko Morii「Love Sanctuary」販売会@YANBARU HOSTEL

日程 2020年1月11日〜13日

時間 11:00〜17:00

場所 YANBARU HOSTEL 沖縄県国頭郡国頭村字辺土名1429

東京スパイス番長がやってくる@塩屋小学校

我が家は夫が無類のカレー好き。週に1度のペースでこの2冊のバイブルを駆使してカレーの腕を磨いています。この「はじめてのスパイスカレー」や「カレーの教科書」の著者である水野仁輔さんが、沖縄で作られた食材やスパイスを使って「ニハリ」という煮込みをやんばるアートフェスティバルにて振舞っていただけることになりました。

これはもう、食べに行くしかありませんね。

水野仁輔さんとロケハンでやんばるスパイスツアー

東京スパイス番長

「やんばるマトンニハリ」1,000円(税込)

インドのムスリムエリアで生まれ、パキスタンに広まったと言われる煮込みカレー、「ニハリ」を沖縄の食材でアレンジ。ニハリは現地では骨付きのすね肉をひと晩じゅう煮込み、各種パン(ロティ)と一緒に朝ご飯として食べられている料理です。

ヤギ肉を丸ごと仕入れて部位ごとにわけ、長時間煮込んでカレーにし、やんばるの各種野菜をトッピング用に調理して、ジャポニカ米のご飯と相性のいい料理として生まれ変わらせます。他では食べられない、東京スパイス番長オリジナルの一皿です。

[東京スパイス番長について]

男性4人組の日印融合インド料理探求集団。パンジャーブ州出身のインド人を祖父に持つシャンカール・ノグチ、ケーララ州出身のインド人を祖父に持つナイル善己、グジャラート出身のインド人を父に持つメタ・バラッツ、静岡県浜松市出身の日本人、水野仁輔で構成される。水野以外の3人は、貿易商、レストランを営み、インド料理業界では知らない人はいないサラブレッド。毎年テーマを決めてインドを訪れ、インド料理の探求を行っている。

日程1月11日(土)、12日(日)、13日(月/祝)

会場大宜味村立旧塩屋小学校(大宜味ユーティリティ―センター)

3連休のYAF CRAFT MARKETのメンバー

3連休のYAF CRAFT MARKETの売り場のスタッフをご紹介します。

1月11日(土)

今回、Craft部門に参加されている螢窯(じんじんよう)の山上學氏の奥様が営む山原工藝店から、山上晶子さん、幸野早織さんのお二人が皆様をお出迎え。

1月12日(日)

今年度キュレーターを努めさせていただきましたPORTRIVER MARKET麦島美樹&Galleryはらいそ河野こずえが皆様をお出迎え。

1月13日(月)最終日

今年度キュレーターを努めさせていただきましたPORTRIVER MARKET麦島美樹の夫・哲也さん&Galleryはらいそ河野こずえの夫・哲昌の「ダブル哲」で最終日皆様をお迎えします。

やんばるアートフェスティバルで会いましょう

やんばるアートフェスティバルの魅力はこちらのコンテンツからもどうぞ。

・沖縄CLIP

CREA

キナリノ

Exhibition部門もライブショーやワークショップで大賑わい!

去年来場者を虜にさせた、Usagininngenによる幻想的な音と映像のライブショーとワークショップが最後の3連休にやって来ます!

やんばるアートフェスティバル 2019-2020

山原黄金之杜 やんばるくがにぬむい

主催やんばるアートフェスティバル実行委員会

共催大宜味村、島ぜんぶでおーきな祭

開催期間2019年12月14日(土) ~ 2020年1月13日(月/祝)

入場無料

総合ディレクター仲程長治

会場

大宜味村立旧塩屋小学校(大宜味ユーティリティセンター)
/ 大宜味村役場旧庁舎 / オクマ プライベートビーチ & リゾート
/ 辺土名商店街・ひかり医院跡 / YANBARU HOSTEL /
国営沖縄記念公園(海洋博公園・熱帯ドリームセンター)/
カヌチャリゾート / 名護市民会館前アグー像 / ほか

営業時間11:00~17:00(大宜味村立旧塩屋小学校)

[休館日]毎週火曜日/元旦・1月2日
※夜間イベント開催時は営業時間が異なります後援沖縄県、一財)沖縄観光コンベンションビューロー
北部市町村会、国頭村、東村、本部町、今帰仁村、名護市

本日の器

本日の器は、やんばるアートフェスティバルに今年初登場した陶factory509の人気シリーズ「モノクロ皿」。黒丸、格子、ねこぶち、ゼブラなどユニークな柄でケーキやサラダをより美味しそうに見せてくれるので愛用しています!

陶factory509「モノクロ皿φ16cm」