再生ガラス工房てとてと 松本栄

田場の再生ガラス工房てとてと。透明感のあるガラスの中に気泡や色あいがあり、透けた先に見える風景が何とも涼しげ。飲み口や台座にちょっとしたデザインがある。手にとってグラスのカーブや重さ口当たりを確かめてみると、ひんやりとした肌触りが心地良い。

空き瓶を再利用する「再生ガラス」にこだわり続けるてとてとのガラス作り。工程で出たガラスのクズは、道路の舗装材として再利用している。循環型社会に向けて真摯に向き合う姿が、語らない作品を通じて伝わる気がしている。

1974年 沖縄県具志川市(現うるま市)田場にて生まれ

1996年 沖縄国際大学文学科卒業、共栄ガラス工房入社

1999年 ガラス工房清天入社。入社して数年後工場長となり十一年半在籍。

2011年 うるま市の実家にて「ガラス工房てとてと」設立
2020年 工房名を「再生ガラス工房てとてと」へ変更