Galleryはらいそ識名園|はらいそ通信

はらいそ識名園外観

Galleryはらいそ6周年

2020年10月10日

おかげさまでGalleryはらいそは6周年を迎えることが出来ました。

これもひとえに、わざわざわかりづらい場所にあるお店までいらしくださった皆様や、はらいそに参加している真摯なものづくりをしてくださる皆様のおかげです。

今年は会社としても10周年を迎え、この先の10年を描くひとつとして一年前から密かに勧めていたプロジェクトが土曜日、静かに産声を上げました。

今日は皆様に、お知らせしたいことがあります。

那覇の首里城近くにある世界遺産に指定された庭園、識名園の向かいに、Galleryはらいその2号店となる「Galleryはらいそ識名園」がオープンします。

数年前より都内の百貨店の企画展を担当したり、
やんばるアートフェスティバルのキュレーションに携わった経験をもう少し形にしていきたいと考えるようになりました。

てとてとのペンダントライト
この日のために再生ガラス工房てとてとに制作を依頼したペンダントライト。(今後受注をスタートします)

そこで、去年の夏の終わり、沖縄現代工芸に特化したギャラリーを作りたいと夫に相談したところ、良き物件を探してきてくれて、10月に契約を済ませ、春先にオープン予定で進めていたのです。

しかしながら、新型コロナウィルス感染拡大の影響で先行きが見えない不安の中で、工事を中断したりじっと耐え忍んでおりましたが、ようやく目処が立ちました。

長期間学校に行けない息子や息子の友達の手を借りながら壁塗り。

新型コロナウイルス感染拡大により、大切な卒業式や入学式も描いていた内容とは異なるものになり、学校があったり、なかったり子供達も不安定な時期でしたので、息子や息子の友達に壁塗りを手伝ってもらったりしたのも遠い昔のよう。

なんども珪藻土を重ねる末娘
新たな門出に新しい作家も仲間入り
沖縄県産木を使ったコーヒーメジャースプーン

とりあえず、週末に新たに参加してくださる作家のみなさまを中心にお披露目を済ませたところです。

識名園の通る風が、かつて好きだった小石川植物園の風に似ていたのも、識名園の向かいにある小さな物件に決めた理由のひとつ。

かつて木工所だった友人夫妻が営む
やんばるは今帰仁の「波羅蜜」にあった木材でファサードを構成。
縦と横を交互にヤシラミ織をイメージしたモザイクで。
琉球ガラス・やちむん・紅型などうるまの手仕事以外にも
木工や金細工や草あみ細工も仲間入り定。


しばらくはプレオープンとして土曜日および事前予約のみの営業となります。

沖縄現代工芸をコンセプトに、今まで日本橋三越や銀座三越、新宿伊勢丹の企画展で提案してきた内容で展開していく予定です。

まだダイニングテーブルなど入ってきていないため、一般のお客様の受け入れスタートに関しましては改めてこちらでお伝えいたします。


まずはご報告まで。

2020年10月10日店主 河野哲昌・こずえ

ディレクション monobox株式会社
施工 株式会社Plume/Jungle Studio

Galleryはらいそ識名園
那覇市真地41-5(識名園駐車場斜め向かい)