藍に魅せられる全国の大人の皆様へ捧げる琉球藍のテーブルセンター
なぜ日本人は、こんなにも藍に魅せられるのでしょう。私自身、琉球藍の色を見ると心が落ち着き、また身にまとうと伝わる芳醇な香りがさらに、心を穏やかにしてくれます。
さて、今回は、落ち着いた大人のダイニングシーンに似合う琉球藍のテーブルセンターやランチョンマットの入荷のお知らせです。
琉球藍は、沖縄本島の北部「やんばる」と呼ばれるエリアで栽培される植物で藍色に染めたものです。
藍の芳醇な香りが、自然の恵みを感じさせてくれます。
今回ご紹介する琉球藍のテーブルセンターやランチョンマットは、糸を琉球藍で染め、手機織りで一枚一枚織り上げた花藍舎(からんしゃ)の作品です。
テーブルセンターは、琉球王朝時代から伝わる「やしらみ織り」という技法を用いています。ちょっとゲジゲジとした線がムカデをおもわせることから、昔の方は「私の元に足繁く通って来なさい」という意味合いをこめて、意中の相手に贈ったというロマンチックな言い伝えがあったと近所の資料館で知りました。
また、縦と横の細かいおり模様が目がチカチカするため、魔除けを退治するという言い伝えもあるんだそう。
私はこのやしらみ織りが大好きで、いままで花藍舎の作家宮良さんとカバンや名刺入れ、お財布などを展示会にてお披露目して来ました。
今回はそのやしらみ織りのテーブルセンターです。お手持ちのやちむんや琉球ガラスの器などとっても映えるのでオススメです。
やしらみ織のデザインが異なるタイプのテーブルセンター。無地の紺地が入ってるのでスタイリッシュな空間に似合います。
藍の達人は使い方も自由自在
次にご紹介するのが琉球絣のランチョンマット。
1枚あると便利なサイズです。
小さめのダイニングテーブルの場合、真ん中に1枚置いて花瓶やカゴなどを添えてもグッとオシャレに変わります。
ランチョンと名前がついていると、ランチョンとしてしか使ってはいけないの?と思われる方もいらっしゃいますが、そんなことは決してありません。
玄関先やタンスの上などに置いても小さなシーサーや花器などと合わせてみるのも素敵です。
どちらも1点ものとなりますので、この出会いにピンと来たらぜひお求めください。
お手入れは、水洗いで陰干しをしていただくだけ。糸を染めた時点で色止めをしております。経年の藍の色味の変化もまた、グッと味わいが出てきますので、ぜひお楽しみください。
最後に、花藍舎の織り生地をたくさん堪能できるポジャギマット。ポジャギとは包んでおくと福が舞い込んでくると言われる縁起の良い韓国のパッチワークをさします。
こちらは包めるタイプではなくマットとなっているので、テーブルやタンス、棚の上に飾るのも素敵ですし、額装に入れて額絵としてリビングに飾ってもとってもオシャレな空間です。
マンションの白い壁紙ならちょっとホームセンターなどで売っているオシャレな細い鋲で留めるだけでもいつもの部屋がグッとセンスが良くなるはずです。
Galleryはらいそ識名園では、花藍舎の宮良さんからオープン時にいただいたポジャギが飾られています。いらっしゃる素敵なお客様皆様が毎度その美しさにため息をついて帰られていきます。
このポジャギはとても根気のいる手仕事です。なかなか量産ができない一点ものですが、こういう手仕事との一期一会はかけがえのない経験になります。
本当は全部独り占めにしたいものばかりですが、そうはいってはいられません(笑)
花藍舎が織りなす琉球藍の世界は少しずつ皆様と共有できれば幸いです。藍で繋がるご縁を大切に。
ニュースレターを購読する