京都伊勢丹で逢いましょう|はらいそ通信

水円内観

金曜日は南インドミールスで

南インドカレーありますの看板
読谷村のロバのいるパン屋さんで食べられる週に一度のミールス

沖縄県読谷村で友人が営むパン屋さん(Bakery cafe Suien)で、しばらく前から週に一度「南インドミールス」が食べられるようになった。

ここでポイントなるのが「南インド」。自分は、どちらかというと北インドのバターたっぷりで濃厚でクリーミーなカレーとナンでいただくカレーより、サラリとしたカレーとバスマティライスでいただくカレーが好み。

だから、南インド料理がいただける場所が増えるというのは、自分にとってとてつもなく幸せな知らせの一つなのだ。

10年以上前、まだ東京で暮らしていた頃、南インドの味を求めて、まだ幼かった長女を連れて遠く南砂まで自転車で食べに行ったものだった。

沖縄では、南インドカレーを振る舞う飲食店がなぜか多い(ように思う)。那覇、読谷、名護、本部町にそれぞれお気に入りの南インドカレーのお店がある。南インドのカレーの特徴として、香ばしいテンパリングしたスパイスの風味と、サラリとした食感と複雑で奥深いちょっぴり刺激的なスパイスの辛さがあげられる。

2週間梅雨寒の東京暮らしを終えて沖縄へ戻り、連日つづく酷暑に心が折れそうになり、次の出張に備えて体力をつけなければと、たった10日間の間で既にカレーを2回も食している。暑い夏には、南インドのサラリとしたミールスがいつだって恋しくなる。

明日から始まる京都出張。仕事の前に久方ぶりに会う友人のためにお土産を買うという口実とともに、南インドカレーを求めに久しぶりに水円へ車を走らせた。

水円外観

あおあおと茂る森の中に、いつもと変わらず静かに佇む建物の中には、賄いを食べ終えた友人の姿があった。

最後に会ったのは12月か1月だったから、小さな島で暮らしていても時間の流れというのはあっという間だなと改めて思わされたのは、彼女の大きなお腹だった。

不安なニュースばかりが飛び交う世の中で、新しい命が育まれていることは明るい未来を描けるサイン。生まれてくる新たな命に、明るい未来を伝えていきたいものだと腰に手をあてながら仕事をする友人の背中を見ながらふと思う。

お互いの近況を伝え合いながら、今日のミールスを頼んで席についた。

マンチカンの南インドミールス
今日のミールス
からし菜のポリヤル
ダル
フィッシュフライ
トビウオのカレー
きゅうりのライタ
バスマティライス
ゴーヤのウールガイ

南インドミールスは、サラリとしたカレー数種類とインドのピクルスや和え物のような料理が一皿に詰め込まれている。

それぞれの味を個々に楽しむのもいいが、オススメの食べ方は少しずつ細長いインドの高級米・バスマティライスと混ぜながら食べるスタイル。

今日のミールスは、珍しい「トビウオ」のカレー。魚の出汁とトマトの風味がコクを出して、ほど良いスパイス加減が絶妙。

うだるような暑さの昼下がりは、南インドミールスがありがたい。

水円内観

食後は、明日会う友人のための品を買って、事務所に戻ってこれから始まる旅路の仕度。

京都で逢いましょう

美ら海水族館のチンアナゴ
先日訪れた美ら海水族館のチンアナゴで沖縄を感じてみて

さて、次の催事のお知らせです。Galleryはらいそ初の関西出展。沖縄の現代工芸を網羅できるラインナップでお届けします。

JR京都伊勢丹 めんそーれ大沖縄展

はらいそ出展スケジュール

8月5日(水)〜10日(月)

2週間に渡り開催されているJR京都伊勢丹めんそーれ大沖縄展。後半の1週間に参加しますので、沖縄に行きたくてウズウズしている関西地方のみなさま喜んでいただけるようなラインナップでお届けします。

京都伊勢丹「めんそーれ大沖縄展」で買える工芸品

  • やちむん
  • 琉球ガラス
  • 紅型
  • 琉球藍織物
  • 金細工
  • 木漆

やちむん

伝統的な染付のやちむんを楽しめる「陶芸こまがた」、可愛らしい絵本の世界を広げる「工房ことりの」「土の種」。今回特別に、やんばるのシーサー陶房大海陽一氏のシーサー小物も初参加。

琉球ガラス

鮮やかな色使い「匠工房」の琉球ガラスや泡盛やビール瓶などを再利用して作る再生ガラス工房てとてとのグラスが並びます。

紅型

城間びんがた工房から、艶やかな紅型をシルクスクリーンで染めた生地で作られた扇子・ハンカチ・巾着など。紅型工房べにきちからは、人気の「琉球の魚」のポスターやポストカード、パネルなどが並びます。

琉球藍織物

琉球藍で染めた糸で丁寧に織り上げたストールや織生地で作られたワンピース、クッションカバー、トートバッグなど、バラエティに富んだ花藍舎のアイテムがたくさん。沖縄の真摯に向き合う手仕事を直に触れることができます。

金細工

「金細工まつ」による錫の一輪挿しや酒器、メガネスタンドなど。300年続いた沖縄の伝統工芸に新しい息吹を吹き込んだ作品。

木漆

工房ぬりトンによる漆玉のアクセサリーや沖縄県産の木を使った優しい温かみのある器や、あさと木漆工房による拭き漆が施されたマグカップやお皿がずらり。

コロナ対策をしてみなさまをお待ちしております

2週間日本橋三越で売り場に立ったノウハウ(笑)を生かし、毎日の検温、手洗い、うがい、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保をしながら売り場でみなさまをお待ちしています。

会場もゆとりを持ったレイアウトにしていただいているので、3密を避けて安心してお買い物をしていただける空間を心がけています。

関西エリアの皆様との出会いを今からとても楽しみです。