谷智子

/ TANI-TOMOKO 谷智子

谷智子は、琉球の伝統と朝鮮半島の粉青沙器に影響を受けた作風を追求する陶芸家。2019年より作陶を始め、琉球花三島の親川唐白氏に師事し、三島手の技法を学ぶ。ろくろ(轆轤)、道具作り、釉薬や土に至るまでの深い理解を重ねながら、独自の表現を確立してきた。

静謐な土の表情に、柔らかく刻まれる文様。手のひらに馴染む器には、時間を重ねたような落ち着きがある。細やかな彫り込みと施釉が生み出す陰影が、器の表情を豊かにし、日々の食卓に穏やかな景色を添える。

2024年9月には那覇・Galleryはらいそ識名園にて個展「琉球花三島」を開催。土の声を聞き、ろくろ(轆轤)の回転に身を委ね、時を超えて響き合うかたちを探る。

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