【丸善日本橋店】めぐり逢う沖縄の染め織り2026
2026.05.29
展示会
EXHIBITION
〜 三百年の風をまとい、現代の暮らしに静かに息づく布の記憶 〜
初夏の柔らかな光が日本橋の街を包む季節、丸善 日本橋店 3階ギャラリーにて、今年も「めぐり逢う沖縄の染め織り」の幕が開きます。
沖縄には、琉球王朝の時代より三百年あまり、絶えることなく大切に受け継がれてきた染織文化があります。 島に自生する草木から命を分けてもらうように染め上げられた色彩。祈りや日々の営みを緻密な柄に託し、何千、何万回と往復する杼(ひ)の音とともに織り上げられる布。そこには、効率や速度とは無縁の、静かで力強い美しさが宿っています。
個々の作品が市場で出逢うことはあっても、最高峰の「工藝品」としてこれほど多彩な沖縄の染織が一堂に会する空間は、極めて稀少でございます。 Galleryはらいそが今、皆さまにお届けしたいのは、大量生産の時代にあってなお、職人の指先から魂を宿して生まれる布たちの物語。手にするたび、身に纏うたびに、遠く沖縄の自然と時間がすぐ傍らに満ちていく。そんな本物の価値を、ゆっくりと、心ゆくまで手にとってお楽しみください。
◆ 伝統の呼吸にふれる、新たな集いと試み
本年は、美しき布たちに囲まれる空間の中で、伝統の奥深さをより深く体感していただける特別な試みをご用意いたしました。
職人の息遣いを辿る、加治工紅型工房「紅型体験」
那覇市に工房を構え、伝統の格式を守りながらも現代の装いに調和する洗練された美を生み出す「加治工紅型工房」主宰・加治工 摂 氏を東京にお迎えいたします。 鮮烈な色彩を布に注ぎ込む「色付け」の愉しみ、そして凛とした職人の気配を感じる緻密な「型彫り」の技。ただ眺めるだけでなく、伝統工芸の奥深さに自ら触れ、文化の呼吸を共にする、心豊かなひとときを初開催いたします。
世界にただ一つ、私だけの物語を誂える「帯・着物オーダー受注会」
六月二十二日(月)には、加治工氏と直に対話を重ねながら、ご自身のためだけの一点物を仕立てる特別な受注会を催します。那覇の工房より届く、選び抜かれた「生地見本」と「図案帖」を紐解く時間は、まさに誂えの醍醐味。一生を共に旅するにふさわしい、あなただけの美を創り上げる贅沢をご体感ください。
土地ごとの表情を伝える、作り手たちの共演
目の肥えた愛好家たちを魅了し続ける「花藍舎(琉球藍織物)」や「紅型工房べにきち」、「平良京子(芭蕉布)」らに加え、本年はさらに豊かな物語を持つ顔ぶれが揃いました。 王朝の美を今に伝える巨匠の系譜「城間栄順(額絵)」をはじめ、伝統に敬意を抱きながらも洗練された図案を生み出す加治工紅型工房、店主河野を一目で魅了した紅型の世界を彩る「工房たか」と自然豊かなうるま市浜比嘉島で島周辺の草木と対話をしながら染め織り上げていく「染と織 樹庵」など、いずれも独自の美学が光る作品たちが、ギャラリーの空間を格調高く、優美に彩ります。
【開催概要】
- 会期: 2026年6月17日(水)〜 6月23日(火)
- 時間: 9:30 〜 20:30(※最終日のみ 15:00 閉場となります)
- 会場: 丸善 日本橋店 3階 ギャラリー(東京都中央区日本橋2-3-10)
- 入場料: 無料
【出展者】
加治工紅型工房/城間栄順(額絵)/紅型工房ひがしや/紅型工房べにきち/工房たか/石嶺織物 [timpab] /起田奈津子/染織デザイン mieko /染と織 樹庵/玉城恵/仲宗根綾/西表手仕事センター/花藍舎/平良京子/辺土名加代子/前津雪絵/琉衣/國場陶芸/シーサー陶房大海 他
【ワークショップ・オーダー受注会 詳細】
■ 紅型染め体験ワークショップ(事前予約制)
- 日時: 6月20日(土)・21日(日) 第一回 10:00〜 / 第二回 13:30〜 / 第三回 15:30〜 / 第四回 17:30〜
- 体験メニュー(税込): ・ランチョンマット:5,500円(紅型の鮮やかさを存分に楽しめる色付け体験) ・型彫り&ステンシル:3,300円(型を彫る美学に触れ、ステンシルで仕上げる体験)
- お召し物: 当日はエプロンをご持参の上、動きやすい服装でお越しくださいませ。
■ 帯・着物オーダー受注会
- 日時: 6月22日(月)10:00 〜
■ お申し込み方法 ワークショップ・受注会のご予約は、丸善 日本橋店の店頭またはお電話にて承ります。
- 店頭受付: 丸善 日本橋店 3階 ギャラリー
- お電話: 03-6214-2001(丸善 日本橋店ギャラリー)
ひと織り、ひと染めに宿る、沖縄の至高の時間。 ここでしか出逢えない本物の美しさが、東京・日本橋で皆さまをお待ちしております。高雅なる染織の世界へ、どうぞお出かけくださいませ。

